楽天市場では、アクセス数の約60%が
楽天サーチ(=検索窓にキーワードを入れて表示される検索結果)
からの流入と言われています。
あなたのショップは、適切な“検索対策”ができていますか?
検索対策と言っても、SEO対策だけが全てじゃないんです。
今回は、特に気をつけておきたい
“楽天市場の商品ページ情報にまつわるアレコレ”をご紹介します。
目次
“不適切な検索対策”って、具体的にどんなもの?
友達と色チのオソロにするの~
あれっ??あんまり商品がヒットしない・・・なんでー!?
① 商品と関係のないワードの記載 [違反点 35点]
商品名やキャッチコピーに、
その商品と直接関係ないブランド名、商品ジャンル名(商品カテゴリー名)、モデル名などをキーワードとして記載することは、明確に禁止事項として定められています。
■商品名
パーカー ジャケット 衣装 ダンス ダンス衣装 派手 目立つ 学園祭 文化祭 学祭 ライブ コンサート 嵐 関ジャニ ももクロ
上の画像はあるショップの説明文部分ですが、こんな風に具体的なタレント名やブランド名を羅列してしまうと、違反点の加点対象になります。
※著名人とのコラボ商品や、メーカーが商品モデルとしてタレント側に直接許諾を得ている商品については、許諾を得ている範囲内であれば記載OKの場合もあります。
また、稀に見かける例ですが、とあるブランドに似せた商品に
「○○(ブランド名)風」 「○○(ブランド名)好きにオススメ♪」
などという表現が大胆に使用されてる場合があります。
これはダメですね。
ちゃんとダメな書き方です。
ブランドによっては商標権の侵害を強めに警告してくる場合があるので、
「正規品ではないけど、似ている商品」を売る場合は、
悪目立ちするようなキーワードの記載はやめておきましょう。
関連:キーワードの羅列
商品ページの説明文(商品説明文および販売説明文)に、
検索ヒット目的でその商品に直接関係ないキーワードを羅列するのも禁止されています。
アパレルやギフト系のキーワードでヒットさせたいショップさんで見かけますね。
これは明確な違反点が設定されていないので判断が難しいですが、
キーワードを盛り込みすぎたページは、検索エンジンからスパム扱いを受ける可能性が高くなるので、なるべく絞り込んだ方が良いでしょう。
特にギフト系であれば『その商品がどういった用途でよく検索されるか』を意識して、
あまり関連性のないキーワードは削除してしまうのがベターです。
② 隠し文字 [違反点 35点]
禁止されている検索対策で、比較的耳にすることの多い「隠し文字」。
具体的に言うと、下記のような例があります。
- 背景色と同じ文字色での文字記載
- 視認できないほど小さなフォントサイズでの文字記載
- HTMLへの隠し文字記載
このような、ユーザー(閲覧者)が視認することのできない文字記載全般を指します。
とは言っても実際には目に見えないので、
どういう状態が「隠し文字」なのか、いまいちピンと来ない人もいるかと思います。
それでは、実際にあった隠し文字の例を見てみましょう。
実際にあった隠し文字の例
一見、何もないように見える商品説明文。
余白部分をマウスでドラッグしてみると・・
・
・
・
アッ!!
めちゃくちゃ文字入ってる!!!
これが件の「隠し文字」です。
この場合は、
<font color=””FFFFFF” size=”1″>文字列</font>
という記述が商品説明文に入っている状態です。
楽天が禁止事項に定めている理由は明言されていませんが
商品と関連のないキーワードでも検索にヒットさせることが目的であれば、
検索スパムと同等の扱いになると考えられます。
これは違反点数にすると35点(罰金10万円)の禁止行為ですので、
うっかりやってしまわないように注意しておきましょう。
※htmlでのコメントアウト「<!– –>」や、Altタグのテキストは隠し文字にあたりません。
文字列だけじゃない!気をつけておきたい検索対策
① 同一商品の複数登録 [違反点 35点]
販売条件がすべて同一の商品ページを複数登録することは、
楽天サーチの検索機能の妨げになるとされ、禁止事項となっています。
同じ商品ページたくさん作るぞっ!
在庫は共通だけど!
同一商品ページを複数登録する理由って、恐らくこれが上位に来ると思います。
やっちゃダメだぽ。
検索結果に同じショップの同じ商品がズラズラッと並んでいるのを想像してみてください。
その商品が気に入らなかったら、単に探す手間が増えるだけですよね。
もしどうしても同じ商品を登録したい!と言うのであれば、
サイズや色、仕様ごとにページを分けるのが良いでしょう。
② 不適切なディレクトリ・タグID登録 [違反点 20点]
商品に合っていないディレクトリID(ジャンル)や
タグID(絞り込み条件)の設定も禁止されているため、
楽天側に適切でないとみなされたものは、強制的に修正されてしまいます。
強制修正されると、以降ディレクトリIDの変更そのものができなくなりますので
ディレクトリID(ジャンル)やタグID(絞り込み条件)を登録する際は、
商品に合った適切なIDの登録を心掛けましょう。
また、商品を「欲しい!」と思っている購買意欲の高いユーザーさんは
高確率でジャンルやタグでの絞込み検索を利用していると考えられます。
間違ったディレクトリ・タグIDを設定していると、
そもそも商品を見つけてもらえないというリスクが高くなってしまいます。
適切なディレクトリIDの設定のコツは過去の記事でも紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
③ 迷信・非科学的な表現 [違反点 20点]
根拠のない迷信や非科学的な表現を、言い切りで用いることは禁止です。
- 金運アップ
- 仕事運が上がる
- 人間関係がよくなる
- 恋愛運が上がって恋人ができる
これらのような言い切りの表現は、不当景品類及び不当表示防止法違反にあたります。
パワーストーンや開運グッズなどを扱う際は、
以下のような“言い切りでない表現”に上手く変換していきましょう。
- ○○運が上がると言われている
- この石を身につけると、良縁に恵まれると言い伝えられている
- 物事を成功へと導く効果があるといわれている
なお、言い切りの表現を使用していなくても以下のように
- ○○病が治った
- ○○病に効く
- 治癒
- 癌が治ると言われている
身体への効果効能や病気の改善にあたる標榜は全面的に禁止されています。
強い表現やキャッチコピーには引きがあるのもわかりますが、
やりすぎると逆効果になる場合もありますので、特に気をつけておきたい部分ですね。
④ 最上級表現 [違反点 20点]
客観的な証明物がないと、下記のような表現はできません。
No1、一番、トップ、日本一、世界一、最安
客観的証明物とは
第三者機関で調査・発表されたもの、業界における各協会団体が発行した調査資料などのようなものを指します。会社パンフレットや新聞の記事広告はNGです。
特に「最安」は良く見る表現ですが、言い切ってしまうと非常に強い表現になりますので、
「最安値に挑戦中」のような言い換えを上手く用いて、違反を回避しましょう。
⑤ 他店との価格やサービス比較 [違反点 20点]
比較内容が事実であるかを問わず、
楽天市場の他店舗の名前を出して比較することは禁止行為とされています。
具体的な店舗名を出さず、伏字やイニシャル等での比較であっても
対象店舗がすぐに特定できる状態はNGです。
これは、比較によって他店舗に不利益が生じる可能性が出てくるためです。
余計なトラブルを引き起こさないためにも、必要のない比較はやめておきましょう。
まとめ
今回は検索対策や商品ページの情報にまつわる禁止事項をご紹介しました。
意外とウッカリやってしまっていること、ありませんでしたか?
RMSの店舗運営Naviから「禁止行為ガイドライン」と検索すると
詳しい内容が確認できますので、こまめにチェックしておきましょう。
これって違反なの?どっち??という疑問が沸いたら
弊社でも簡単なペナルティ診断を行っておりますので、
是非お気軽にお問合せください^ω^☆
※お問合せの内容によっては、お答えできない場合もあることをご了承下さい。
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