もっと詳しく教えてください((*゚Д゚)ゞ
気温と家計消費の関係
第一生命経済研究所の永濱利廣氏によると、
「7~9月の平均気温が1度上がると、家計消費が約2,900億円押し上げられる」
という関係性が過去20年のデータから読み取れるといいます。
第一生命研究所より
ノドは乾くけど、懐は潤うわけですな!
すべての業界の追い風になるとは言えませんが、
暑ければ暑いほど日本経済にとってはプラスになるということが言えるようです。
猛暑に消費が拡大するモノ
今年は7月から例年を超える暑さが続き、まれに見る猛暑となっています。
これを第一生命経済研究所の見解に当てはめて考えると、今年は消費が拡大する年になるということです。
それではここからは、観測史上最も暑かった2010年の夏に売れた商品を参考に、
2018年のこの猛暑に売れそうな商品をチェックしていきましょう!
飲料
2010年は、脱水症状を未然に防ぐ機能性飲料のほか、
ビールなどのアルコール飲料や乳酸飲料、麦茶などの販売金額が伸びました。
2018年は、食欲増強・夏バテへの効果を期待しての
栄養ドリンク、甘酒といった商品のニーズも高まりそうですよね。
皆さんも、この暑さで飲料を購入する機会が増えたのではないでしょうか。
紫外線対策
紫外線対策の商品は日焼け止めや日傘など様々あります。
その中でもとくに2010年は、日焼け止めの販売金額が伸びました。
2018年も2010年同様日焼け止めは欠かせません。
さらに、最近誕生した飲む日焼け止めにも注目していきたいところです。
最近は日傘男子が急増し、男性も紫外線対策の意識の高まりがうかがえます。
紫外線対策は女性だけだと思われがちですが、男性も紫外線を気にするようになり、
紫外線対策市場の拡大が見込めます。
汗対策
2010年は特に、制汗剤の売り上げが伸びました。
シートタイプのものに限らず、様々なタイプの商品の売り上げが伸びました。
2018年は、制汗剤はもちろんのこと、防臭効果の高いインナーやショーツもニーズが高まると考えられます。
また、ここ数年、空調服も認知度の上昇とともに人気が高まっています。
7月からの猛暑で、すでに例年を越える売り上げとなっているショップさんもあるようです。
食料品
2010年は、暑さをクールダウンできるアイスやかき氷のほか、
食欲減退・夏バテ・塩分不足予防として、漬物の売上が伸びました。
また、火を使わず調理ができる乾麺にも人気が集まりました。
2018年は、この火を使わずに調理できる商品にますます人気が集まりそうです。
技術的な進化と昨今の防災意識の高まりにより、
麺類、レトルト食品、お惣菜といった商品の売り上げが大きな伸びを示しそうです。
食料品にも流行り廃りがあります。
トレンド食材のチェックを欠かさず、流行に乗り遅れないように心がけましょう!
家具・家電
快適な空間で生活するためのエアコンや扇風機は必要不可欠な存在です。
エアコンでの乾燥を防ぐため空気清浄器も一緒に売れると考えられます。
夜の眠りをサポートするための冷汗素材の寝具、敷きパッドやタオルケットなどの需要が高まり、一部の店舗では品切れの状態が続いています。
日光を遮る遮熱性のあるシートを窓に張るだけでも暑さをしのげます。
電気代も抑えられそうでニッコリ!是非お試しを!
熱中症対策
2018年、連日の猛暑で、ニュースも熱中症の話題が多くなっています。
楽天市場でよく検索されているキーワードの一覧を見てみると
- 熱中症
- 熱中症対策
- 熱中症対策グッズ
※2018年7月27日現在
と、「熱中症」というキーワードが多数ランクインしており、
熱中症対策グッズへの関心が高くなっていることがわかります。
また、上位にあるキーワードのほとんどが、「暑さ」「夏」を連想させるキーワードです。
上位にランクインしているキーワードを参考に、
いまユーザーが求めているものを把握することができます。
【参考サイト】
楽天 注目キーワード一覧
まとめ
過去のデータから今季の売れそうな商品を推測することも有効な手段ですが、
リアルな声を調査し、消費が拡大しそうな商品を推測することも一つの手段です。
アンケートサイトでは、「夏」「暑さ」に関連する消費者アンケートの回答を確認することができます。
こういったサイトの情報を参考に、戦略を立てていくのも一つの手段ではないでしょうか!
【参考サイト】
ミルトーク 今年の暑さと消費に関しての質問・回答
補足として、第一生命経済研究所首席エコノミスト・永濱利廣氏のレポートの一文に
猛暑で外出しにくくなることにより販売が増える宅配関連なども、
猛暑で業績が上がったことがある。
と記載があり、EC業界のさらなる可能性が示唆されています。
また、暑さが厳しくなると段ボール業界の業績が向上します。
その背景は、猛暑で消費者のまとめ買いが増加することで、
その配送をするために大量の段ボールが必要になるからです。
ここ最近、ロットでの注文が増えているという印象はないでしょうか。
暑さの影響で大量買いされやすい商材を取り扱うショップさんは
大量注文にも対応できる体制を整えておく必要があります。
ネットショップ運営でお困りのことはありませんか?
お気軽にご相談ください。