新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、衛生マスクの品薄が続いています。
今回は、3月27日時点の通販サイトやフリマアプリでの
衛生マスクの販売に関する対応をまとめました。
※楽天のガイドラインに変更があったため、2020年4月27日一部追記しました。
目次
日本政府の対応
3月15日から取得価格を超える価格での転売が法律で禁止されました。
違反した場合、1年以下の懲役か100万円以下の罰金、もしくはその両方が科されます。
◆主な規制対象
(1)ドラッグストア、スーパーやネットなどで購入したマスクを取得価格以上の価格で販売すること。手作りマスクも対象となる。
(2)マスク本体の価格を安く設定しながら、高額な送料や手数料を上乗せして販売すること。
(3)ネットオークションで「1円スタート」などで出品しても、最終的に売買が成立した時点で取得価格を超えた場合。
◆主な規制対象外
<1>メーカーから卸売業者を通し、ドラッグストアやスーパーなどの小売店が仕入れ、正規に販売する通常の商取引。
<2>購入価格よりも安く譲る場合。
<3>友人や親族の間での譲り渡しや売買。
通販サイトやフリマアプリの対応
【楽天市場】出店停止・契約解除措置
出店規約やガイドラインに基づき、ユーザー保護の観点で
事前予告無しにサーチから商品非表示や、出店停止などの対応を取る場合があります。
また、時限的措置として2020年4月10日から2021年3月31日まで
「衛生マスク」は審査が必要となりました。
2020年7月31日まで違反点数の加点対象とはなりませんが、
違反点数 35点の内容のため販売する場合は必ず申請をしましょう。
[2020年4月27日追記]
- 転売の禁止
- ユーザーへの周知
※規制対象となる衛生マスクを取り扱う際は、商品ページやメール等で、ユーザーに転売禁止を促す文言を記載するなど、周知のお願い。 - 小ロットでの販売
【Yahoo!ショッピング】衛生マスクの販売は事前申請が必要
政令にあわせて、Yahoo!ショッピングストア運用ガイドラインが改定されました。
衛生マスクを販売する場合、仕入元が確認できる納品書などと
誓約書をメールに添付して申請する必要があります。
確認後、問題がなければ販売可能となるようです。
なお、申請がなく衛生マスクの販売をした場合、
商品の非公開または削除措置を行うほか、契約解除となる場合があるため
必ず申請を行いましょう。
【Amazon】出品制限や取り下げ措置
Amazon.co.jpでも衛生マスクの出品制限が始まりました。
現在出品中およびFBA在庫を保有しているショップは
調達元が法令を遵守しているか確認し、必要であれば在庫の返送などの対応をしましょう。
また、不当な価格の衛生マスクは出品を取り下げるなどの措置も進められています。
【メルカリ・ヤフオク!・ラクマ】一律禁止
衛生マスク(個人が自作したものを含む)や抱き合わせ出品を一律禁止に。
既に出品された商品についても削除対象となります。
「おまけ」としての出品、抱き合わせ出品
などは元々ヤフオク!などでは禁止されている行為だぽ!
まとめ
- 衛生マスクを転売した場合、1年以下の懲役か100万円以下の罰金、もしくはその両方が科される
- ECサイトでは仕入元が法令を遵守している場合販売可能なケースも。
- フリマサイトでは手作りマスクも含めて一律出品禁止。
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