新型コロナウイルス感染拡大による自粛要請で経済的な打撃がある一方
需要を伸ばしているモノやサービスがあります。
とくにネットショップの利用は、感染症対策専門家会議から示された
「人との接触を8割減らす、10のポイント」でも推奨されています。
今回は、この「人との接触を8割減らす10のポイント」を参考に
需要拡大が見込まれるモノやサービスについて考えていきたいと思います。
目次
人との接触を8割減らす、10のポイント
新型コロナウイルス感染症専門家会議から
4月22日に示されたのが「人との接触を8割減らす、10ポイント」です。
だれもが持つ「感染する」「感染させる」リスクに対して
それぞれが見直すべき日常的な行動を10個のポイントで示しています。
■人との接触を8割減らす、10のポイント
- ビデオ通話でオンライン帰省
- スーパーは1人または少人数で、すいている時間に。
- ジョギングは少人数で。公園はすいた時間、場所を選ぶ
- 待てる買い物は通販で
- 飲み会はオンラインで
- 診療は遠隔診療
- 筋トレやヨガは自宅で動画を活用
- 飲食は持ち帰り、宅配も
- 仕事は在宅勤務
- 会話はマスクをつけて
品薄の「衛生マスク」は自作する人も
自分がウイルスに感染しないため、ウイルスを感染させないため
外出や人と対面するときはマスクの着用が必須です。
各販売店での高額転売が問題になり
現在、マスク販売には一定の規制がかかっている状態です。
ネットショップでも販売を再開する店舗が増えてきていますが
価格はまだ高騰を続けており、すべての人が購入できるという状況ではありません。
このような状況から、マスクを自作する人も増えており
マスク用の手芸用品などの需要が上がっています。
- マスクの材料や作成に必要なガーゼやゴム紐、ミシンなどの手芸用品の需要拡大
- 楽天市場検索キーワードの上位を占めているのがマスク関連のキーワード
- ECサイトでは仕入元が法令を遵守していれば販売が可能
- フリマサイトでは手作りマスクも含めて一律出品禁止
外出後は「アルコール消毒」で除菌
外出後は入念な手洗いが推奨されていますが
現状、除菌効果のあるアルコール用品の品薄が続いている状態です。
そのため、高濃度のお酒がアルコールの代用として認められています。
参考:消毒液の代用に高濃度酒類製造で期間限定の免許新設 国税庁
また、体調管理のための体温計や、免疫力を高めるための食品の需要も拡大しています。
「コロナに有効」などと科学的エビデンスなしに販売することは法律違反です。
現に逮捕されている事案もあるため、販売時の表現には注意が必要です。
参考:「コロナに効く」と漢方薬を違法販売の疑い
- 体調を管理するモノやサービス、免疫力の向上が期待できる食品の需要拡大
- 特例として高濃度のお酒もアルコールとして認められている
- 楽天市場検索キーワードでこれらに関連するワードがたくさんある
- 根拠のない文句を使用した宣伝はやらない
おうち時間を充実させる「オンラインサービス」
自粛要請やステイホームの呼びかけにより自宅で過ごす時間が増えました。
人との直接的な接触を避けつつ、おうち時間を充実させる
オンラインサービスの利用者が一気に増加しており
オンライン診察を開始する病院も増えています。
- ビデオ通話を利用したオンライン飲み会の流行
- 家族でもオンラインでも楽しめるゲームが人気
- サブスク動画配信サービスの契約者増加
- オンライン診療に対応する病院も増加している
- 読書や手芸など、オフラインで過ごすこともできる
置き配にも対応「ネットスーパー」に注文殺到
密閉・密集・密接の3つの密を避けるため
食材や日用品の購入にネットスーパーが利用されるようになっています。
調理の手間を減らすため、手軽に調理できるレトルト食品が人気になっており
Uber Eats(ウーバーイーツ)などのデリバリーサービスの需要も拡大しています。
- 密閉・密集・密接の3つの密を避けるため家で食事をする機会が増えている
- 長期保存がきくものや簡単に調理ができる商品の需要拡大
- UberEatsなど、デリバリーサービスに参入するお店が増えてきている
- 使い捨ての容器などテイクアウトに必要な資材の需要拡大
自宅を職場にする「テレワーク関連用品」
在宅勤務やリモートワーク・テレワークという言葉を耳にする機会が増えました。
自粛要請をきっかけに働き方に変化があった人も多いのではないでしょうか。
自宅など、オフィス以外の場所を職場にすることで
新たに必要になるテレワーク関連用品の需要が拡大しています。
オンラインでの会議の際に必要になるヘッドセットやWebカメラは品薄になっており
ノートパソコンなども出荷に1か月以上かかるメーカーも増えています。
- 自粛要請で働き方に変化が生じた
- オンラインで業務を進めるために必要なモノやサービスの需要拡大
- 仕事環境を快適にするために必要なモノやサービスの需要拡大
- ヘッドセットやノートパソコンなどは品薄状態
- 検索のサジェストに「在宅勤務」や「リモートワーク」が表示されている
まとめ
さまざまな変化があり、辛い時期ですが、一人一人が感染予防に努め
人との接触減らすことが誰かを守ることにつながります。
生活スタイルが変わることで、消費者の需要は変化していきます。
新しい生活スタイルに適したサービスを考えていく必要がありますね。
直接的な接触が少ないネットショップは、単純に便利というだけでなく
自身の身を守るために必要不可欠なライフラインになっています。
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