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CVR・客単価にも効果あり!EC向け画像認識AIサービス「popIn Action」

これまで何度か画像検索機能についてご紹介してきましたが
多くのECサイトで同様の機能が実装されるようになってきています。

検索の利便性、ユーザビリティが向上するだけでなく
コンバージョン客単価にも効果があるとして導入が加速しています。

これまでご紹介したものは、どれもサイトに実装されている機能でしたが
今回は、まだ実装されていないサイトにも導入できる外部サービスです。

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EC向け画像認識AIサービス「popIn Action」

今回ご紹介するのはECサイト向け画像認識AIサービス「popIn Action」です。

ユーザがより容易に求める商品を見つけられるようにするサービスで
2019年4月のサービス開始から着実に導入企業数を増やしてきました。

SHIPSやミキハウスなど、多くの大手ECサイトで採用されていて
2019年12月17日時点で、popIn Action経由での流通金額が2億円を突破
検索に使われた画像枚数は18,000枚を超えたと発表されています。
(出典:PR TIMES

主な機能としては3つあります。

1. 類似レコメンド機能

商品詳細ページに表示されている商品画像をもとに
類似商品をレコメンド表示してくれる機能です。

商品画像についている「ACTION」ボタンをクリックすると
閲覧中の商品と似ている商品が表示されます。

2. 画像検索機能

スマートフォンなどの端末に保存されている画像を使って
類似商品を検索することができる機能です。

SNSやテレビなどで見かけて気になった商品を写真におさめておけば
名前が分からなくても、類似する商品を簡単に見つけることができるようになります。

3. お気に入りレコメンド機能

お気に入り登録された商品の類似商品をレコメンド表示する機能です。

お気に入りに登録すると「こちらもオススメです」
類似商品を複数表示することができます。

導入のメリット・効果

画像認識AIサービス「popIn Action」は、画像検索による利便性向上だけでなく
コンバージョンや購入単価などの数値にも大きな効果を発揮します。

■popIn Action導入後の数値

  • CVR:337%
  • 購入単価:124%
  • 滞在時間:111%
  • 商品ページ離脱率:60%

出典:「popIn Action」公式サイト

導入した店舗の多くが、コンバージョンや購入単価の変化を感じているようです。

なぜ画像検索が求められるのか

画像検索は便利で導入のメリットも大きいということは分かっていただけたと思いますが
一体なぜ、いま画像検索機能を導入する店舗が増えているのでしょうか。

それは、多くのユーザの情報収集の手段が変化してきているからです。

例えば、ユーザが洋服を購入しようとするとき
参考にするのはInstagramに掲載される有名人のコーディネートです。

それも、雑誌やテレビなどの衣装としてのコーディネートではなく
プライベートのコーディネートです。

とくに若いユーザは、有名人が仕事として着ている洋服よりも
その人がプライベートで着ている洋服に興味を示す傾向があります。

そういった情報は主にInstagramなどのSNSを使って発信されることから
洋服を買うときに参考にする媒体もSNSに変化してきているわけです。

気に入ったコーディネート画像は自身のスマホに保存しておき
その画像を参考に購入する商品を決めていきます。

こんな探し方をするユーザが増えていることから
画像検索という機能が実装されたサイトはCVRや購入単価が
上がりやすくなっているのだと考えられます。

まとめ

画像検索は、スマートフォンSNSといった新たなツールが定着したからこそ
必要とされている機能と言えます。

お気に入りのコーディネート画像そのものを検索にかけることができるようになれば
憧れの有名人と同じコーディネートをより簡単に楽しむことができるようになります。

今回ご紹介した「popIn Action」は、画像認識の精度にも優れていて
綿やニットなど、その商品の素材まで判別して検索を行えるようになっています。

以前ご紹介した「ニトリ」のように、ファッション以外のショップでも
画像検索機能の導入は進んでいます。

ユーザが求める商品によりスムーズに誘導するためのツール
今後ますます技術革新が進んでいくものと思われます。
導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
元デザイナー。いまは技術全般いろいろ見てます。 デザインのちょっとしたコツやトレンド情報など、分かりやすくて役に立つ記事を公開していくでござる。

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