注目されているんだぽ!
10代~20代の若者を中心に大人気となっている「TikTok」は
若年層向けマーケティングツールとして、ビジネスシーンでも活用され始めています。
しかし、いままでにない新たな形態のSNSであることから
自社商品とどう結びつけたらいいかわからないという声もよく聞かれます。
そこで今回は、「TikTok」の概要・特徴と
企業の活用事例について紹介していきたいと思います。
目次
TikTok(ティックトック)ってなに?
出典:ITmedia NEWS
TikTok(ティックトック)とは、月に850万人が利用する
スマートフォン向けショートムービー型SNSです。
利用ユーザーの男女比は男性29%、女性は71%と女性の利用が目立ちます。
スマートフォンで撮影した15秒程度の動画を
専用アプリのフィルターや特殊効果などで加工・編集して投稿できます。
専用アプリの2018年ダウンロード数は
「App Store」で1位、「Google Play」でも2位と、利用者が激増しています。
5大SNS*の利用率と比較すると、日本においては未だTikTokの利用率は低いですが
注目度はかなり高いと言えます。
Twitter(ツイッター)
Instagram(インスタグラム)
LINE(ライン)
Facebook(フェイスブック)
YouTube(ユーチューブ)
TikTok(ティックトック)の特徴

TikTokは、これまでにないショートムービー型SNSですが
他のSNSと具体的にどう異なるのか、3つのポイントに絞って見ていきましょう!
1. 加工や編集のスキルが必要ない!
世界最大の動画プラットフォーム「YouTube」は、
自分でネタを考えて動画を撮影し、加工から編集までする必要があります。
誰でも動画を投稿できる無料サービスではありますが、
視聴される動画を投稿するには一定のスキルやセンスが必要となります。
それに対してTikTokは、音楽を選んで撮影、加工した後、そのまま投稿できるため
動画投稿までの作業ハードルが格段に下がります。
音楽やフィルター、特殊効果などのツールが充実しているので、加工・編集の作業が簡単にできて、動画の作成がしやすい!
2. ユーザにマッチする動画をAIがおすすめ!
アプリ内のおすすめ欄に表示される動画は
閲覧ユーザの過去の視聴履歴からAIが自動選別します。
膨大に投稿される動画のなかから各ユーザの好みにマッチしたものを表示するため
投稿動画の閲覧数が伸びやすくなります。
フォロワー数が少ないユーザーの投稿でも積極的にマッチングを仕掛けていくため
”素人”の作品でも良いコンテンツであれば、拡散される可能性があります。
Instagramの場合、基本的にフォローしたアカウントの投稿しか表示されませんが
TikTokは、制限なく表示されるため、より多くのユーザにリーチできるのが魅力です。
おすすめ欄に表示される動画は、AIが自動で選別してくれるからフォロワーが少なくてもバズる可能性を秘めている!
3. 平均滞在時間が長い
TikTokの平均視聴時間1日あたり約40分と言われています。
15秒動画が基本なので、1人あたり160~200本もの動画を見ている計算になります。
AIが各ユーザにマッチする動画を選別しておすすめしているため
滞在時間が長くなると考えられます。
これを機会に、私自身もTikTokを使ってみたのですが
あっという間に1時間が過ぎてしまいました(笑)
好みのジャンルだけでなく、切り口の違うジャンルの動画もたまーに表示されるため
ずっと見ていても飽きがこないような仕組みになっています。
滞在時間が長い点、新規の投稿も目にしやすいという点を踏まえると、新規ユーザーにも自社のことを認知してもらえる可能性が高い!
TikTok(ティックトック)の活用事例
キリンビバレッジ株式会社のロングセラー商品「午後の紅茶」
みなさんも一度は聞いたことがあると思います。
「午後の紅茶」は、TikTokを利用した「ハッシュタグチャレンジ」を仕掛け
10代~20代の若者市場の開拓を行いました。
ハッシュタグチャレンジとは、指定のハッシュタグに沿った動画を作成してもらい
投稿・拡散を募るプロモーション手法です。
「午後の紅茶」は「#あなたとほほティー動画」という
独自のハッシュタグを作成し、動画投稿を募集しました。
上が商品なしのバージョン、下が午後の紅茶を使った「#あなたとほほティー動画」です。
実際にご覧いただくとわかると思いますが、
耳に残るフレーズと簡単な振り付けで誰でもマネしやすい構成になっています。
商品を持っているバージョンと持っていないバージョンを作成することで
手元に商品がないと動画の撮影ができないというハードルを下げています。
ターゲットに近いインフルエンサーを起用することで、
同じ層の年代の共感を得ることにつながり、TikTok女子を刺激します。
次第に「#あなたとほほティー動画」というハッシュタグがどんどん成長していき
累計6200万超の再生回数、1万2000件以上の投稿を生みました。
結果的に「#あなたとほほティー動画」に接触したユーザーは「午後の紅茶」の
購買意欲の増加させることに成功しました。
まとめ

TikTokは従来からあるSNSとは立ち位置の異なる存在です。
動画というコンテンツのハードルが下がりつつある今。
自社商品やサービスの認知度を上げるための手法として
TikTokを使ったアプローチを検討してみてはいかがでしょうか?
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