楽天スーパーロジスティクス等で物流のアウトソーシングを依頼した場合
出荷作業料や配送料に加え「在庫保管料」も毎月支払う必要があり
預ける商品の量で「在庫保管料」が増額されていく仕組みになっています。
楽天スーパーロジスティクスの「在庫保管料」は1商品7.5円/月です。
倉庫のスペースは限られているため、既存の商品で倉庫がいっぱいの場合
新たに商品を加える際は、倉庫商品の入れ替え作業が発生します。
限られた倉庫スペースを有効に使って経費削減するためには
「死に筋商品」を減らす必要があります。
そこで今回は、ABC分析を使った売れ筋商品と死に筋商品の分類方法を
ご紹介していきたいと思います。
ABC分析とは
ABC分析とは、商品を売上高などの「重要度」にもとづいて分類する方法で
重要度が高い順にA、B、Cとグループ分けを行います。
このグループ分けをもとに、各商品の改善や対策方針を決めます。
グループ分けの手順
<手順>
まずはRMSから「商品別売上高」データをダウンロードします。
■ダウンロードデータ(サンプル)
ダウンロードしたデータを使って、累積売上高、累積売上高割合を算出し
割合に応じてA、B、Cとグループ分けを行います。
■分類後のデータ
今回は、累積売上高割合70%までがAグループ、70~90%がBグループ、
90%を超えるとCグループと分類しました。
※上記画像はイメージです。
対策方針の決定
グループ分けが終わったら、各グループに対しての対策方針を検討します。
Aグループの商品に注目してみると、いずれも「売れ筋商品」であり
お店の売上の約7割を稼ぎ出していることがわかります。
Aグループの商品の品切れは大きな売上減に直結するため
BグループやCグループの商品よりも優先して在庫を確保しましょう。
Bグループの商品はまずます売れている商品です。
在庫切れを見計らっての商品仕入れ・製造を行います。
Cグループの商品は商品が品切れとなった場合でも
売上への影響が少ない「死に筋商品」です。
在庫コストの軽減および限られた倉庫スペースの有効活用のために
セール等で在庫を売り切ってしまうなど、思い切った対応を検討しましょう。
まとめ
ABC分析は1度行えば良いというものではなく、
流行や季節、ライフサイクルを考慮して定期的に行い、適正在庫を見極めましょう。
「商品別売上高」データはRMSからダウンロード可能です。
これを機会にご自身の店舗のチェックをしてみることをおすすめします。
RMSトップ > 売上分析 > 商品別売上高
※期間を指定してダウンロードしてください。
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