ネットショップを運営する上で重要なアクセス分析。
みなさんはしっかりやれているでしょうか?
数値や分析という言葉に苦手意識があって
あまり時間をかけていないというショップさんも多いと思います。
そこで今回は、そんなショップさんのために
楽天市場の「店舗カルテ」の基礎的な使い方を解説していきたいと思います。
目次
店舗カルテとは?
店舗カルテとは、売上、アクセス、転換率などの
ショップの運営状況に関するデータをまとめて確認できるRMS内のツールです。
トップページでは当月の売上、アクセス人数、転換率、客単価が
ひと目で確認できるようになっています。
店舗カルテのデータ項目と分析ポイント
店舗カルテの主要指標からダウンロードできるデータの項目は
売上高、客単価、アクセス人数、PV数、転換率です。
まずはそれぞれの用語の意味と、具体的にどのようなデータが確認できるのかを
しっかりおさえておきましょう。
1. 売上
まずは最重要データの「売上」です。
ここで表示されるデータは、売上金額の合計とデバイス別の内訳です。
売上金額の変化も重要ですが
デバイス別の売上比率の変化も確認してみましょう。
楽天市場全体では、PCよりもスマホからの購入比率が増加しています。
もしも、スマホからの購入比率が増えていないようであれば
スマホページになんらかの問題があるかもしれません。
2. 客単価
2つ目は「客単価」です。
1人の購入者が一度の購入で支払う金額の平均値を表します。
一般的には客単価と呼称されますが、正しくは平均客単価と言います。
この数値が低い場合、単品での購入者が多い傾向にあるはずです。
関連商品を増やしたり、送料無料になる購入金額を調整するなど
ついで買いを促進する施策を行う必要があります。
3. アクセス人数(訪問者数)
次は「アクセス人数(訪問者数)」です。
文字通り、ショップに訪問してくれた人数ですので
同じ人が何度も訪問したとしても、この数値のカウントは1のままです。
この数値が前年に比べて減少している場合
検索順位の下落などによって、サイトの露出が減っている可能性があります。
広告やSEO対策など、ユーザーへのアピール施策の強化を図りましょう。
4. PV数(ページビュー数)
続いて「PV(ページビュー)」です。
ショップのページが閲覧された回数を表します。
同じ人が何ページも閲覧した場合でも、そのページ数が数値に加算されます。
PV数は、アクセス人数とセットにして見るようにしましょう。
アクセスとPVの数値に差異がない場合は
ユーザがショップ内をほとんど回遊せずに離脱していることになります。
各商品ページに関連商品へのリンクを貼るなどして
ほかのページにもスムーズに誘導できるようなページ構成を目指しましょう。
5. 転換率
最後に「転換率」です。
アクセス人数に対して商品が売れる確率を表した数値で
CVR(コンバージョン)と言われることもあります。
転換率の目安は、商品ジャンルによっても異なりますが
10%を超えるほどの商品ページは非常に優秀と言えます。
逆に、転換率が極端に低い商品ページは
ユーザが購入に至るまでの情報を提供できていない可能性があります。
ユーザ属性や、流入キーワードなどをもとに
不足している情報がないか確認してみましょう。
店舗カルテの分析データを抽出する
店舗カルテのトップには、当月の情報が表示されていますが
ほかのメニューからは過去の情報も確認することができます。
ショップの強みと弱みを把握するために
前年データを抽出して、現在のデータと比較してみることをおすすめします。
それでは早速ダウンロードしてみましょう。
分析データのダウンロード手順
ここからは、店舗カルテからの
分析データのダウンロード手順を解説していきます。
1. 主要指標データ
店舗カルテのメニューから主要指標をクリックしてください。
当月の日ごとの主要指標データが確認できます。
2. 集計期間を指定する
集計期間をクリックして表示されたウィンドウで
月次データを選択し、データ集計期間を指定してください。
※集計期間に指定できるのは最大13ヶ月です。
3. 分析データをダウンロードする
集計期間を更新すると、表示データも対象期間のデータに更新されます。
データ上部のCSVダウンロードをクリックしてください。
4. ダウンロードデータで分析する
CSVデータでは、売上、客単価、アクセス人数、PV数、転換率が確認できます。
店舗カルテの使い方まとめ
楽天ショップを10年運営してるけど、
こんなデータ見たことない!という人もいたのではないでしょうか?
主要指標のデータを分析するだけでも
漠然としていた問題を明確にできるかもしれません。
直近1年のデータを見るだけでなく、
期間指定を変えて、複数年のデータを比較してみるのも良い方法です。
項目ごとに下がっているものや上がっているものが少なからずあるはずです。
自社の弱点を改善して売上アップにつなげましょう!
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