あたりまえだポ!
ということで、今回は心理学を使って
ECサイトの売り上げアップを狙う方法をご紹介します!
心理学を使ってECサイトの売り上げアップを狙う
心理学と聞くと難しく感じてしまいますが、簡単に説明すると、
「人はどのような心の状態の時にどんな行動をとるか」ということを
科学的に解明していくことを心理学といいます。
EC業界でも、売上アップにつなげるために、
心理学を使った「お客様が購入したくなるような仕掛け」が沢山ちりばめられています。
フレーミング効果
フレーミング効果とは、内容がまったく同じ物でも
枠組みや見せ方を変えることで印象や価値が変化する心理効果のことです。
分かりやすいように、栄養ドリンクの有効成分表記を例にとって見ていきましょう。
![エナジードリンク](https://gk-post.com/wp-content/uploads/2019/01/energy.png)
有効成分タウリン1000mg配合!
【サンプルB】
![エナジードリンク](https://gk-post.com/wp-content/uploads/2019/01/energy.png)
有効成分タウリン1g配合!
どちらもまったく同じ配合量を表していますが、
1000mgと書かれている方が、有効成分がより多く含まれているように感じますよね!
フレーミング効果を活用して、商品の印象をより良い印象へ導くことができれば
商品をより魅力的に感じてもらうことができ、購入につながりやすくなります。
一度、販売している商品の情報を見直して、
今よりも良い印象を与えられる表現を考えてみましょう。
アンカリング効果
アンカリング効果とは、提示されている数値が基準点(アンカー)になることで、
基準点の範囲で判断するようになる心理効果を指します。
例えば、スーパーなどでよくある「おひとり様2点まで」という限定商品も
アンカリング効果を使った販売手法になります。
![卵パック](https://gk-post.com/wp-content/uploads/2019/01/egg.png)
おひとり様2点まで
新鮮たまご 130円
ひとり2点までしか買えないという基準点(アンカー)が設けられることで、
2点買わないと損をしてしまうという心理効果が働きます。
その他にも、3,000円の商品をセール価格の2,500円で売りたい場合、
基準点(アンカー)である3,000円を見せることで、お得感を出すことができます。
![スニーカー](https://gk-post.com/wp-content/uploads/2019/01/sneaker.png)
通常価格:3,000円
セール限定価格:2,500円
単純に2,500円と売り出すよりも、元値を記載した方がお得に感じますよね!
このように、値下げ感をアピールすることで購買意欲を促進することができます。
販売実績のない虚偽の価格を表示することは禁止されています。
極端回避性(松竹梅の法則)
極端回避性(松竹梅の法則)とは、3つの選択肢があった場合、
ついつい真ん中のものを選んでしまう心理効果のことを指します。
飲食店で利用されることが多いので、誰しも体験したことがあると思います。
例えば、焼き肉店で食べ放題コースを選ぶとき。
![焼肉](https://gk-post.com/wp-content/uploads/2019/01/yakinuku.png)
- 50種食べ放題コース 2,580円
定番メニュー50種類が食べ放題 - スタンダードコース 2,980円
熟成肉やビビンバなど、100種類が食べ放題 - プレミアムコース 4,980円
店内メニューがどれでも食べ放題
こんな3つの食べ放題コースがあった場合、
ほとんどの方が真ん中のスタンダードコースを選ぶのではないでしょうか?
50種も増えるならお得だな!
ケチって思われちゃいそうだし…
多くの人がこのような損得勘定や、見栄の心理が働くため、
ついつい真ん中のコースを選んでしまいます。
飲食店のコースメニューで奇数が多いのは、この行動心理からです。
ECサイトでも本当に売りたい商品を真ん中に設定することで
狙った商品を購入してもらいやすくすることが可能です。
ECサイトで使える心理効果まとめ
今回は、3つの心理効果をご紹介しました。
- フレーミング効果
見せ方を変えることで価値を変える - アンカリング効果
基準点を設けて価値をコントロール - 極端回避性
選択肢を3つ用意して単価アップ
ECに使える心理効果はまだまだたくさんありますが、
この3つの心理効果はすぐにでも活用することが可能です。
まだ自身のECサイトで行っていないという方は、是非試してみてください!
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