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[RaCoupon] 楽天クーポンまさかの有料化でレビュー施策のコスト増加!?

現在、多くの楽天ショップで販促施策に活用されている「RaCoupon(ラ・クーポン)」ですが、つい最近までキャンペーンとして無料で利用することができていました。

しかし、2024年3月をもってこの無料キャンペーンが終了となり、有料化されることが発表されました。

サムライ
サムライ
利用料無料はキャンペーンだったでござるか…

そこで今回は、有料化によって具体的にどの程度の費用負担が発生するのか、レビュー施策としてラ・クーポンを活用していたショップへの影響はあるのか、などをお伝えしていきたいと思います。

RaCoupon(ラ・クーポン)の概要

ラ・クーポンとは、楽天市場の店舗で自由に発行できるクーポンサービスの名称です。
新規ユーザの獲得や既存ユーザのリピート購入促進など、多くの楽天ショップで活用されています。

利用に際しての申し込みは必要なく、利用料についてもキャンペーンとして長らく無料となっていたため、そもそも無料で使えるサービスだと認識されていたショップ様も多かったものと思われます。

発行できるクーポンには2種類あります。

①ショップクーポン(配布型)

ユーザ自身が”クーポン獲得“をすることで利用可能になるクーポンです。

クーポン発行時には公開設定を行うことができ、「公開」に設定すると、商品ページの買い物カゴ付近に、利用可能なクーポンがポップアップ表示されます。

クーポン(配布型)

「非公開」に設定した場合は、ポップアップ表示はされず、特定のユーザにだけクーポンを配布することができます。

当社のStepCoupon(ステップクーポン)では、この配布型クーポン非公開設定で発行しています。

②サンキュークーポン(自動付与型)

商品を購入した後、自動的に付与されるクーポンです。

購入完了後のサンクスページに付与されたクーポンの内容が表示され、この時点で自動的にクーポンが獲得できている状態になります。

「初回購入者のみ」など、自動付与するユーザを指定することも可能です。

サンキュークーポン

RaCoupon(ラ・クーポン)の利用料金

利用料金の詳細はRMSの店舗運営Naviでも確認可能です。
ここでは2024年3月時点の情報をもとにポイントを抜粋してお伝えしていきます。
※ご不明点は必ず楽天市場の担当コンサルタント等にお問合せください。

クーポンの料金体系

利用料金

クーポン1枚利用につき50円(税別)の利用料金が発生します。

ただし、料金発生には以下のような諸条件があります。

  • 2024年4月1日以降の購入より適用
  • 発行枚数ではなく利用枚数に対しての料金発生
  • 月間クーポン利用枚数が50枚までは無料(51枚から料金発生)
  • 2024年4月1日~2025年3月31日の購入におけるクーポン利用については請求金額より30%OFF
  • サンキュークーポンについては無料キャンペーンを継続

利用料金の試算

利用料金の諸条件を考えると、利用状況によっては料金が発生しないショップ様もいらっしゃるかもしません。
いくつかのケースで利用料金を試算してみましょう!

CASE1

【購入月】2024年4月
【クーポン発行枚数】500枚
【クーポン利用枚数】50枚

(クーポン利用50枚 ー クーポン控除50枚)× 利用料50円 = 0円

クーポンは発行枚数ではなく利用枚数に対しての課金となり、月の利用枚数が50枚までは無料になっているため、このケースでは利用料金は0円ということになります。

CASE2

【購入月】2024年8月
【クーポン発行枚数】1,000枚
【クーポン利用枚数】100枚

クーポン利用100枚 ー クーポン控除50枚 = 課金対象クーポン50枚
(クーポン50枚 × 利用料50円)ー 30%割引 = 1,750円

月のクーポン利用枚数が100枚あったので、50枚分の料金が発生します。
ただし、購入月が割引期間だったため、このケースでは利用料金が30%引きになります。

CASE3

【購入月】2025年4月
【クーポン発行枚数】1,000枚
【クーポン利用枚数】200枚

クーポン利用200枚 ー クーポン控除50枚 = 課金対象クーポン150枚
クーポン150枚 × 利用料50円 = 7,500円

月のクーポン利用枚数が200枚あったので、150枚分の料金が発生します。
購入月が割引期間終了後のため、このケースでは利用料金が7,500円となります。

サムライ
サムライ
毎月のクーポン利用枚数をもとに試算してみると、よりイメージがつきやすいでござる

レビュー施策の運用

StepCoupon(ステップクーポン)をご利用中のショップ様をはじめ、多くのショップ様で「レビュー投稿でクーポンプレゼント」という施策が行われています。

2024年4月以降、クーポンの利用状況によっては運用コストが増加するケースも考えられます。中にはレビュー施策の終了を検討するショップ様もいらっしゃるかもしれませんが、当社ではあまりおすすめしていません。

それは、確実にレビュー投稿率が下落してしまうからです。
レビュー施策の内容を見直すなどして、レビュー投稿率を上げるための施策は継続していきましょう。

レビュー投稿特典の見直し

レビュー施策は継続することが重要です。
長期的に運用できるよう、これを機会にレビュー投稿特典の見直しをしてみましょう。

いくつか見直し方法をご紹介しますので、無理のないレビュー施策の運用を検討する際の参考にしてみてください。

クーポンの値引きプラン

値引きプランを割引率(%)で設定している場合、見直しをしてみるべきかもしれません。割引率では、当然ながら購入額が高いほど割引額が大きくなってしまいますので、固定の割引額(円)に変更するだけでもコストを軽減することにつながります。

クーポンの利用条件

値引きプランはそのままで、利用条件のみを変更するという方法もあります。
3,000円以上で利用可能だったものを3,500円以上で利用可能にしたり、金額ではなく購入個数の条件を加えるのもおすすめです。
購入単価のアップが見込めるため、コスト増の負担も軽減できます。

複数のクーポン発行

割引額に変更することで魅力が下がることを懸念する場合、条件を変えた複数のクーポンを併用する方法がおすすめです。
3,000円以上の購入で100円OFF、5,000円以上の購入で200円OFF、10,000円以上の購入で500円OFFといったように、購入金額によって段階的にクーポンを分ける方法です。

レビュー特典の内容

最後は、レビュー特典をクーポン以外のものに変更する方法です。
粗品のプレゼントは一般的ですが、これには粗品の仕入費や配送料、人件費などがプラスされるため、運用には注意が必要です。
商品ジャンルによっては保証期間延長特典がおすすめです。こちらは商品に問題がなければコストが発生しないため、店舗の負担も少なく運用が可能です。

まとめ

RaCoupon(ラ・クーポン)が有料になると聞いて、不安になられたショップ様からお問合せをいただくことがありましたが、キャンペーンとして長らく利用料が無料となっていたため、そもそも無料で使えるサービスだと認識されていたショップ様が非常に多かったです。

サムライ
サムライ
拙者もそうでござる

有料になるという言葉だけを聞くと不安になりますが、すべてのショップ様で利用料金が発生するわけではありませんし、”利用枚数に対して利用料が発生する”という料金体系も少しホッとできるポイントかと思います。

レビュー施策は継続することが重要です。
StepCoupon(ステップクーポン)を利用することで施策運用の自動化も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

ABOUT ME
元デザイナー。いまは技術全般いろいろ見てます。 デザインのちょっとしたコツやトレンド情報など、分かりやすくて役に立つ記事を公開していくでござる。

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