みなさんは、ふるさと納税を利用していますか?
利用していない人でも、納税することで返礼品を受け取れる制度
という認識ぐらいはあるのではないでしょうか。
この言葉を初めて聞いたという方がほとんどなのではないでしょうか?
そこで今回は、ふるさと納税の新しい形
ガバメントクラウドファンディング(GCF)について解説します。
目次
ふるさと納税のおさらい
まずは、ふるさと納税についてざっくりおさらいです。
ふるさと納税は自分が住んでいる自治体以外へ税金を納め、
実質負担額2,000円で、豪華なお礼の品をもらうことができるかなりお得な制度です。
いくらでも寄付できるというわけではなく
その年の1月1日~12月31日の収入に応じて控除上限額が決まります。
寄付できる上限すれすれ狙っちゃうよ!!
しゃっくりさんのような会社員の人でも
昇給や賞与、インセンティンブなどによって年収が変動するので
年末にならないと年間の収入がはっきりわからないですよね。
そのため、控除上限額の見通しがはっきりしてくる12月は
ふるさと納税商戦が激化します。
ガバメントクラウドファンディング(GCF)とは
ガバメントクラウドファンディング(GCF)とは、
ふるさと納税制度を活用して行うクラウドファンディングです。
自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄付金の「使い道」を
より具体的にプロジェクト化し、共感してくれた方から寄付を募る仕組みです。
従来のふるさと納税も同じようなものなんじゃ・・・
図解するとこんな感じだぽ!
どちらも基本構造は同じですが、ガバメントクラウドファンディング(GCF)は
より具体的に寄付金の使い道を指定して寄付ができるようになります。
また、自治体によっては返礼品の送付を行っていないところもあります。
プロジェクトの紹介
新潟県長岡市|猫の殺処分ゼロのまちへ!
新潟県長岡市が推進しているのは「野良猫の殺処分ゼロのまち」を目指す
ゼロプロジェクト事業。
動物愛護団体が実施する、猫の不妊去勢手術費を助成しています。
これにより、長岡市内の猫の殺処分数は
平成26年度の229頭から、令和元年度は44頭まで減少しており
今後も、この取り組みを継続していくため、寄付金を募っています。
東京都文京区|命をつなぐ「こども宅食」を無償配送
こども宅食は、経済的に苦しいご家庭に無償で食品を配送しながら
必要な支援につなげていく事業です。
現在は、文京区と6つの民間団体が協働して約600世帯を支援しており
各家庭の状況によっては専門機関とも連携した対応を行っています。
この事業に賛同する声も多く、ふるさと納税による寄付も多く集まっています。
北海道大樹町|宇宙のまちのロケット開発プロジェクト
大樹町は宇宙のまちとしてのまちづくりを推進しています。
2019年。
大樹町に本社を置くインターステラテクノロジズ株式会社が
民間企業で初めて観測ロケット「MOMO3号機」の打ち上げに成功しました。
大樹町ではこのインターステラテクノロジズ株式会社を支援するとともに
宇宙のまちとしてのまちづくりを推進するため、寄付を募っています。
おわりに
ガバメントクラウドファンディングを利用することで
より具体的な寄付金の使い道を指定して寄付ができるようになります。
返礼品目的ではなく、地域を応援するプロジェクトに共感した方から
透明性の高い寄附金を集めるため、より想いの乗った寄付が集まります。
ふるさと納税を利用してお礼の品物をお得に受け取ることもできますが、
地域の課題解決や夢を応援する寄付を考えてみてはどうでしょうか?
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