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EC運営の基礎知識|カートシステムで何ができる?人気ECカートの特徴と基本機能

独自ドメインでECサイト運営を行おうとする場合
ネットショップの構築方法についても検討する必要があります。

このとき、多くのショップで導入されるのが「カートシステム」です。

国内だけでもたくさんの会社からサービス提供されていますが
取り扱う商材やサイト規模によって選択するサービスは変わってきます。

今回はそんなカートシステムについて掘り下げていきたいと思います。

EC運営の基礎知識|ネットショップ出店形態の種類とメリット・デメリットこれからネットショップ運営を始めようとする人や、店舗を増やそうと考えているショップさんがまず初めに考えるのは出店形態です。モールの種別や独自ドメインなどを開設していきます。...

カートシステムとは?

ショッピングカート

カートシステムとは、ネットショップ構築に必要になる
「ショッピングカート機能」をサイトに追加することができるシステムのことです。

単純にサイト制作をするだけでは、商品を販売・購入する機能がないため
システムを組み込んで、“お買い物ができる状態”にする必要があります。

その際に多くのECサイトで採用されるのが、カートシステムサービスです。

カートシステム導入で利用できる機能

では、カートシステムサービスを導入すると
具体的にどんな機能が使えるようになるのでしょうか。

現在、多くのカートシステムでは、ショッピングカート機能だけでなく
ネットショップ運営で必要になる多くの機能が実装されるようになっており
あらゆる管理がワンストップで行えるようになっています。

一般的なカートシステムに付帯している主な機能を確認していきましょう。

① ショッピングカート機能

商品を販売、購入してもらうことができるようになる機能です。
最近では、クレジットカード以外のキャッシュレス決済にも対応するようになっています。

② 受注管理機能

過去のものも含めて注文情報を管理できる機能です。
注文日ごとや商品ごとなど、あらゆる情報で注文データを絞り込むことができるとともに
商品発送までの進捗を管理することができるようになっています。

③ 商品管理機能

販売する商品の情報や在庫を管理することができる機能です。
「在庫:あと○個」といった在庫表示をしているショップも増えていますが
この機能があれば、商品が売れるたびに自動で表示が切り替わるようになります。

④ ページ管理機能

複数の商品を売るためにはその数だけ商品ページが必要になります。
この機能があれば、カテゴリーページを作るなど、サイト全体のページが管理できます。
直感的に編集ができるエディタソフトが付帯しているものも多いです。

⑤ 顧客管理機能

名前、性別、生年月日、住所など、大事な顧客情報を管理することができる機能です。
一度でも購入してくれた—ユーザの情報は、ショップにとって貴重な資産になります。
誕生日月にクーポンを贈るなど、戦略的に活用することも可能です。

⑥ データ分析機能

アクセスや売上など、数値データをもとに分析が行える機能です。
時間帯や曜日、季節などを区切ってデータを確認することで
自身のショップの問題点が見えやすくなり、戦略や企画も立てやすくなります。

⑦ 配送管理機能

商品の配送日数や配送料など、配送に関する情報が管理できる機能です。
カートシステムによっては、倉庫や配送業者と連携することが可能なものもあり
配送状況をより簡単に管理できます。

サムライ
サムライ
ほほう。大層な機能が使えるようになるでござるな

カートシステムを導入する理由

ここまで一般的なカートシステムサービスの機能をご紹介してきましたが
実は、自社用にオリジナルのカートシステムを開発するということも可能です。

ですが、多くのショップがカートシステム会社の提供するサービスを利用しています。

その一番の理由は、コストパフォーマンスです。

システム開発会社などに依頼してカートシステムを開発すると
開発期間が長期化する上、開発費用も膨大になります。

じーぽ
じーぽ
少なくとも500万円以上は覚悟しておいた方が良いぽ。
サムライ
サムライ
すさまじき・・

もちろん、自社の求める機能を実装できるというメリットはありますが
カートシステムサービスであれば、膨大な時間や費用をかけず
ネットショップ構築に必要な機能をサイトに追加することができます。

採用するカートシステムにもよりますが、月額数千円から使えるものが一般的で
中には無料で使えるものもあるため、多くのショップで導入されています。

カートシステムの種類と特徴

カートシステムと一言に言っても、国内だけでもたくさんのサービスが存在し
サービスの提供形態・構築方法の違いで、いくつかの種類に分類されます。

ここからはカートシステムの種類ごとに、その特徴を見ていきましょう。

1. ASP型カートシステム

ASPとは、インターネット上でサービスを利用できるようにした仕組みのことで
専用ソフトなどのインストールが必要がなく、導入のハードルが低いのが特徴です。

代表的なカート
  • Makeshop(メイクショップ)
  • futureshop(フューチャーショップ)
  • カラーミーショップ
  • ショップサーブ
  • BASE(ベイス)
メリット
  • 導入費用・ランニングコストが安い
  • サイト構築が簡単
  • 最新の機能が利用できる
デメリット
  • カスタマイズ性が低い
  • 外部システムとの連携がしづらい

コストが安く、サイト構築が簡単なため、ネットショップ運営初心者
初期投資やランニングコストを抑えたいという方におすすめのカートシステムです。

2. パッケージ型カートシステム

パッケージ型は、システム全体をパッケージで買い取るようなイメージになるため
自分のやりたいようにカスタマイズできるのが特徴です。

代表的なカート
  • ecbeing(イーシービーイング)
  • Commerce21(コマース21)
メリット
  • カスタマイズ性が高い
  • 独自のサービスや売り方ができる
  • 外部システムとの連携がしやすい
デメリット
  • 導入費用・ランニングコストが高い
  • サイト構築に時間がかかる

初期投資、ランニングコストともに高額になるため
ある程度の費用を支払える、資金力のあるショップでないと導入は難しいでしょう。

すでに大きな売上を立てられているショップが
カスタマイズ性を求めてパッケージ版に移行するケースもあるようです。

3. オープンソース型カートシステム

オープンスソースとは、Web上に公開されたテンプレートのようなもので
だれでも無料で利用でき、カスタマイズも自由に行えるのが特徴です。

代表的なカート
  • EC-CUBE(イーシーキューブ)
  • EC-Orange(イーシーオレンジ)
  • cagolab.(カゴラボ)
メリット
  • 無料で利用できる
  • カスタマイズ性が高い
デメリット
  • サポートや問い合わせの窓口がない
  • サイト構築には専門知識が必要
  • 外部システムとの連携には高度な知識が必要

オープンソースは、無料で利用できるので良心的と思われるかもしれませんが
大枠のひな形が用意されているだけで、それ以上のサポートやサービスはありません。

専門知識のあるスタッフがいなければ専門業者に依頼することになり
結果的に高額な構築費用がかかる場合もあります。

4. フルスクラッチ型カートシステム

フルスクラッチは、フルオーダーメイドのシステムを指します。
完全にゼロから開発するため、自身の求めるシステムを実現できるのが特徴です。

メリット
  • 求める機能だけを実装することができる
  • カスタマイズ性が非常に高い
デメリット
  • 構築費用・ランニングコストが非常に高い
  • サイト構築期間が長い
  • システムの不具合が起こりやすい

先に紹介した3つと違い、まったく同じシステムを利用している人がいないため
なにかの不具合が起きたときには必ず専門業者の手を借りることになるでしょう。

自身の求める機能や使い勝手を実現できる一方で
コスト面、保守面では、デメリットも大きなカートシステムです。

EC専門の事業者が、既存のカートシステムサービスでは実現できないことをやるため
最終的に選択するカートシステムと捉えても良いかもしれません。

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人気のASPカートシステム

ここまでにご紹介したカートシステムの種類の中でも
コストや運用のしやすさなどから、ASP型を採用するショップが非常に多いです。

先ほど、デメリットとしてカスタマイズ性が低い点をあげましたが
それはあくまでほかの種類のカートと比較してのお話です。

決してまったく自由度がないわけではないですし
ASP版カートでも、充分満足のいくサイト構築が行えるようになっています。

いくつか人気のASPカートシステムをご紹介しようと思います。

Makeshop(メイクショップ)

Makeshop(メイクショップ)

IT関連事業大手のGMOインターネットのグループ会社
GMOメイクショップ株式会社が運営するカートシステムです。

他社よりも機能数が多いのが特徴で、
流通額で8年連続業界No.1を獲得している人気のカートシステムです。

月額3,000円から利用できるのも人気の理由です。

futureshop(フューチャーショップ)

futureshop(フューチャーショップ)

こちらも機能が豊富なカートですが、より詳細な設定が可能な点が特徴です。

他社に先駆けてApple Pay(アップルペイ)などの決済手段に対応し
WordPress(ワードプレス)などの導入も可能になっているため
年商1億円を突破するようなショップでも利用されています。

電話とメールでの無料サポートが受けられるのも魅力で
専門スタッフからのアドバイスがあれば困ったときの問題解決も早くなります。

カラーミーショップ

カラーミーショップ

まずは個人事業主としてショップ運営をはじめたいといったような
ネットショップ運営初心者ににおすすめのカートです。

管理画面内のメニューも初心者用経験者用で分かれており
シンプルな画面構成で使い方に迷うことがありません。

月額900円から始められる超低価格なのも魅力的で
カートシステムのエントリーモデルと言っても良いかもしれません。

aishipR(アイシップアール)

aishipR(アイシップアール)

スマートフォンを始めとするあらゆるデバイスに最適化したページを表示できる
レスポンシブデザインに特化したカートシステムです。

いまやデバイス別の購入割合は、スマホユーザがPCユーザを逆転しています。
Googleもモバイルファーストを掲げるなど、スマートフォンを意識したサイト構築は
SEOユーザビリティなど、あらゆる面でプラスに働きます。

サイトはレスポンシブデザインになるため、デバイスごとにページを作成する必要がなく
制作と運用のコスト削減につながります。

BASE(ベイス)

BASE(ベイス)

初期費用・月額費用0円!
無料でサイト構築を行えるのが最大の特徴のカートシステムです。

すべての機能が無料で利用でき、HTMLの編集でデザイン変更も可能です。
また、足りない機能はアプリ機能で追加することもできます。

ただし一点、他社カートと比較して大きく違う点があります。
それは、売上に対しての手数料がかかるという点です。

1件の売上(送料含む)に対して、決済手数料3.3%+40円
ショップ利用料3%がかかります。

個人事業主や副業など、小規模なEC運営の方におすすめのカートシステムです。

カートシステムまとめ

独自ドメイン店舗でネットショップ運営を始めようとするとき
必ず選択する必要が出てくるカートシステム。

既存のカートシステムサービスだけでもたくさんの種類があり
それぞれに特徴があるということがご理解いただけたと思います。

カートシステムを選択する際には、以下のような項目をチェックして
ご自身の運営にマッチしたカートを選ぶようにしましょう。

  • システム導入時の初期費用・構築費用
  • システム利用料などのランニングコスト
  • 販売手数料の有無
  • 自社内のWeb制作担当者の有無
  • 取り扱い商品数などのEC運営規模

ネットショップ運営を始めた後、他社カートサービスへ乗り換えるには
初期導入時の何倍も時間がかかるものです。
長期的な運営方針を明確にして、できる限り長く使えるものを選択しましょう。

EC運営の基礎知識|ネットショップ出店形態の種類とメリット・デメリットこれからネットショップ運営を始めようとする人や、店舗を増やそうと考えているショップさんがまず初めに考えるのは出店形態です。モールの種別や独自ドメインなどを開設していきます。...
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サムライ
元デザイナー。いまは技術全般いろいろ見てます。 デザインのちょっとしたコツやトレンド情報など、分かりやすくて役に立つ記事を公開していくでござる。

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