2019年8月1日、Yahoo!ショッピングは「ストアパフォーマンス」に
「優良店」評価機能を追加しました。
定められた条件をクリアし、優良店と認定された店舗は
Yahoo!ショッピングからの特典が適用される仕組みになっています。
自身の店舗が優良店かどうかは、ストアパフォーマンスで確認でき
その上でどんな努力が必要なのかもチェックできるようになっています。
今回は、この「優良店評価機能」について、ご紹介していきます。
ストアパフォーマンスとは
まずは、優良店か否かの確認ができるストアパフォーマンスのご説明から。
ストアパフォーマンスとは、お客様からの評価や出荷状況などの
各種指標を確認できる、ストアクリエイターPro内のコンテンツです。
ここで確認できる各指標のスコアが
Yahoo!から「優良店」として認定されるかどうかの判断基準になります。
「優良店」表示例
優良店に認定されている場合は「優良店」と表示され
認定されていない場合は「優良店の基準を満たしていません」と表示されます。出典:ストアクリエイターPro ツールマニュアル
ストアクリエイターProトップページ >> 評価・レビュー >> ストアパフォーマンス
「優良店」に認定されると得られる特典
ストアパフォーマンスで優良店と表示された場合、以下3つの特典が適用されます。
- 「PayPayモール」出店基準項目の一つとして適用※
- 検索結果ページなどでお客様が「優良店」と判別できるラベルを表示
- PRオプションを5%以上の料率設定もしくは、PayPayモールご出店の場合、システムによる料率効果の上乗せ
PayPayモールは、Yahoo! JAPANが定める基準を満たしたストアのみが並ぶ
プレミアムなオンラインショッピングモールで、2019年10月オープン予定です。
長期的に優良店を維持できているかどうかが、出店基準に関わってきます。
- ベストアワード受賞歴があり(2018年以降)、かつ、過去約90日間において 80%以上の期間「優良店」であること。
- Yahoo!ショッピング経由での年間流通1.2億円(税込)以上、かつ、過去約90日間において 80%以上の期間「優良店」であること。
- 上場企業または上場グループに属する企業であること。
- (グループを含む)企業年商 100 億円以上(「家電」カテゴリのみ 500 億円以上)であること。
「優良店」の判定基準について
優良店に認定されるかどうかは、各指標の合格・不合格を判定した上での
総合的な評価により決定されます。
- ランキング上位項目(合格)と各項目の重要度、難易度を加味して総合的に評価
- ランキング下位項目(不合格)が一つもないこと(必須条件)
各指標の合格判定基準
計算対象となる集計期間と、各指標の合格判定基準は下記の通りです。
注文日 | 当日から8日前~188日前 ※ストア低評価率のみ8日前~68日前 |
評価項目 | 合格 | 不合格 | |
(1) 総合評価 | ランキング上位項目・ランキング下位項目 | [2]~[6]の 全8項目で合格数合計 |
[2]~[6]の 全8項目で不合格数合計 |
優良店評価 | 『優良店』ラベル表示 | ラベルは表示されない | |
(2) 注文件数 | 注文件数 | 12,000件以上 | 1,200件以下 |
(3) 配送・発送 | 出荷の速さ | 2.0日以下 | 5日以上 |
出荷遅延率 | 3.0日以下 | 20%以上 | |
(4) キャンセル率 | ストア都合キャンセル率 | 0.5%以下 | 2.5%以上 |
(5) ストア評価 | ストア低評価率 | 0.005%以下 | 0.2%以上 |
ストア評価平均点 | 4.65以上 | 4.2以下 | |
(6) 商品レビュー | 商品レビュー低評価率 | 0.1%以下 | 1.0%以上 |
商品レビュー平均点 | 4.60以上 | 3.9以下 |
各指標のストア順位
各指標ごとに自身のストアが全体の何位に位置しているのか
ランキングを確認することもできます。
「ランキング」表示例
出典:ストアクリエイターPro ツールマニュアル
各指標のランキング(ストア順位)は、集計期間の注文数が下記条件を満たした場合のみ対象となります。
・ストア評価低評価率:400注文以上
・その他の指標:1,200注文以上
まとめ
いかがでしたでしょうか?
各種指標を見ることにより、「優良店」を目指す店舗様に限らず
問題点の発見ツールとして活用できそうです。
「優良店」を目指す店舗様は、
1項目でもランキング下位項目があると「優良店」認定されません。
ランキング下位項目(不合格)がある場合、
まずはその項目を優先して改善していきましょう。
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