需要予測に基づいた生産・仕入れを行っていても
天候や景気、その他様々な要因により、過剰在庫が発生する場合があります。
そんなとき、商品をいち早く売ろうするあまり
安易な値引き販売を行うと危険なケースがあります。
値引き販売を長く続けていたり、値下げがパターン化してしまっている場合
ユーザは平時での購入を控えるようになり、値引きの常態化に繋がります。
そこで今回は、値引きの常態化を防ぎ、手早く在庫商品を捌きたいときに役立つ
「楽天スーパーDEAL」を紹介したいと思います。
楽天スーパーDEALとは?
「楽天会員限定で、有名ブランド品や高品質な商品を、高いポイントバック率でお得に購入できる。」をコンセプトとした広告です。
引用:楽天市場「店舗運営Navi」より
楽天スーパーDEALとは、購入金額の一部がユーザにポイントバックされる
楽天市場が提供するポイント高還元サービスです。
ユーザ目線では、たくさんポイントがもらえるお得なサービスという見え方ですが
ショップ運営者目線では、これも広告です。
ショップは、このサービスを使うことで、ポイント倍率を最大50%まで設定でき
より訴求力の高いポイントキャンペーンを行うことができるようになります。
楽天スーパーDEALのメリット
楽天スーパーDEALの商品は、楽天サーチ結果など様々な個所で
スーパーDEALアイコンが表⽰され、ほかの商品より目⽴たせることができます。
■楽天ランキング DEALアイコン表示例(PC)
また、通常の販売では設定できないほどの高還元率ポイントバックのため
ユーザーにとってより魅力的にお得感をアピールすること可能です。
同時に、楽天市場のトップページからも導線が張られるため
普段とは違う、新たな購入層へのリーチにつなげることもできるようになります。
在庫を一掃する手段としては、有効な方法なのではないでしょうか。
楽天スーパーDEALの広告掲載料金
ここからは、楽天スーパーDEALの広告内容について
より詳細な情報を解説していきたいと思います。
まず、楽天スーパーDEALの広告掲載料金ですが
ポイント還元分の費用と売り上げ金額に応じた広告料金を合計したものになります。
ポイント還元分の費用は、15~50%で設定した料率が費用になり
広告料金は、クーポン利用時はその金額を差し引き、残額に10%を乗じた額となります。
送料、代引き手数料、ラッピング料は広告料計算には含まれません。
楽天スーパーDEALの広告掲載種別は2種類
楽天スーパーDEALの出稿種別には「広告掲載枠」と「サーチ枠」の2つがあり
それぞれ掲載条件や掲載箇所が異なります。
① 広告掲載枠
- 楽天市場が主催するキャンペーンページに掲載されます。
- キャンペーン開催の約2週間前までに広告エントリーが必要です。
- ショップにて広告原稿の作成が必要です。
- 広告掲載期間は24時間もしくは2週間から選択する。※例外あり
- ポイントバック率は20%~50%から指定する。
■広告掲載までの流れ
■楽天スーパーDEALキャンペーンページ広告掲載枠例(PC)
② サーチ枠
- 楽天スーパーDEAL専用サーチページ、楽天市場お知らせ枠などに掲載されます。
- 最短で広告エントリーの翌日から掲載開始が可能です。
- ショップが広告原稿の作成を行う必要はありません。
- 広告掲載期間は1日~2週間から指定が可能です。
- ポイントバック率は15%~50%から指定する。
■サーチ枠掲載までの流れ
■楽天スーパーDEALキャンペーンページサーチ枠例(PC)
楽天による出稿審査
楽天市場では、楽天スーパーDEALのポイントバックは値引き販売という扱いになります。
そのため、楽天スーパーDEAL掲載価格は
「当店通常価格」表示制限に準拠した価格審査が行われます。
※審査結果がNGだった場合、広告掲載を行うことができません。
まとめ
「サーチ枠」は掲載期間が最短1日と短く設定が可能で
商品を大量に捌くことにより、翌日のランキングページでの商品露出も期待できます。
翌日10:00にはスーパーDEALアイコンの表示が消えるため
ランキングページからの流入ユーザに、値引き商品のイメージを与えることがありません。
商品の値下げが常態化し、短期的に在庫を一掃したいショップ様や
商品の売り方に悩んでいるショップ様は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
楽天スーパーDEAL広告はRMSから申込み可能です。
「RMSトップ >> 店舗設定 >> 1 商品登録・更新 >> 「楽天スーパーDEAL」欄のエントリー
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