2023年も、すでに2月半ば。
楽天市場のSKU移行スタート時期が着々と近づいてきています。
大規模な仕様変更が故に、まだまだ全容がつかみきれていないという
店舗様も多いのではないでしょうか。
今回は、1月末に開かれたカンファレンスで案内のあった内容も含めて
SKU移行に関してのよくある質問をまとめてみました。
楽天のSKUとは?
これまでの楽天の商品ページでは、同じ価格のバリエーションであれば同一の商品ページで販売することができましたが、価格の違うバリエーションは商品ページを分ける必要がありました。
具体的な例で見てみましょう。
上記の例で言えば、Aのパターンは1つの商品ページで販売可能ですが、Bのパターンは商品ページを分ける必要がありました。
これが、SKUに移行することで同一の商品ページで販売可能になります。
これまでの商品登録・商品データの持ち方を刷新して、ユーザの商品検索のしやすさを向上させるための大きな仕様変更です。
商品情報やバリエーションがわかりやすくなり、ユーザのストレスを軽減することになりますし、転換率や売上にも良い影響があるものと思われます。
ですが、影響範囲が大きいので移行作業は大変ですし、ショップさんの疑問や不安も多いのではないでしょうか。
SKU移行に関してのよくある質問
とくに気にされる店舗様が多い質問を抜粋してご紹介します!
SKU移行作業について
移行日の4週間前までであれば変更申請が可能です。
ご希望の場合はRMSから申請を行ってください。
あります。RMSから申請を行ってください。
RMSの店舗運営Naviにサンプルが公開されています。
操作や更新方法のマニュアルについても順次公開予定です。
API、CSVは新しいものを利用する必要があります。
また、新しいRMSに移行後は、各商品に商品属性の入力が必要になります。
商品ページの統合について
いいえ、店舗様での作業が必要になります。
いいえ、店舗様の任意作業です。
別ページのまま販売も可能ですが、ユーザの回遊性向上やレビュー・売上の分散回避が期待できるため、楽天市場としては統合を推奨しています。
同一ジャンル、同一ブランドなど、一定のルールがあります。
詳しくはRMSの店舗運営Naviをご確認ください。
基本的に商品属性へ自動変換されます。
※一部変換できないケースも発生する場合があります。
RMSからレビュー統合の申請をすることが可能です。
審査に通れば統合したページにレビューも統合できます。
できません。
SKU移行前のページのレビューを一括で移管することを想定しています。
はい、適用対象になります。
SKU画像も楽天サーチ等での表示に利用されるため、ガイドラインの適用対象になりますが、SKU画像は任意設定項目となっており、登録なしでも販売は可能です。
楽天サーチ・ランキングについて
はい。引き続き検索で参照されます。
共有になることはありません。
これまで通り商品ページは店舗ごとに作成可能です。
影響しません。
SKU移行のステータスと検索順位は関係ありません。
はい、統合されます。
ただし、カラーや容量などのバリエーションがわかるような表示を検討しています。
いいえ。これまで通り商品ページごとのランキングになります。
キャンペーン・販促設定について
いいえ、できません。
設定の複雑化、ユーザの誤認を避けるため、これまで通り商品ページごとの設定となります。
いいえ、できません。
設定の複雑化、ユーザの誤認を避けるため、これまで通り商品ページごとの設定となります。
いいえ、できません。
これまで通り、販売期間は商品ページ単位でのみ設定可能です。
はい、設定できます。
ただし、同一ページ内のSKUすべてに割引率を設定する必要があり、特定のSKUのみ割引なしという設定はできません。
まとめ
今回は、店舗運営Naviにアップされている内容や、1月に開催された新春カンファレンスでアナウンスがあった内容をもとにまとめさせていただきました。
よくある質問を確認するだけでも、ぼんやりしていたものが、少しはクリアになったのではないでしょうか。
- 商品ページの統合は必須ではない
- 商品ページの統合は店舗での作業が必要
- 商品ページだけでなくレビューも統合が可能
- 商品ページ統合をしなくても商品属性の入力は必要
ご紹介したよくある質問の中でもとくに重要なポイントはこのあたりではないでしょうか。
今回の記事は、2023年2月15日時点で公開されている情報をもとに作成しています。
不明点等はRMSの店舗運営Naviおよび楽天ECCにご確認いただきますようお願いいたします。
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