気象庁が公開する気温と売り上げの関係
暖冬により、コートなどの重衣料が伸び悩みましたが
そもそもコートはいつ頃から売れ始めるかご存知でしょうか。
何℃を上回ると○○が売れ出す、といった具体的な数字が
なんと気象庁のサイトから調べることができます!!
最低気温が15℃を下回ると販売数が伸びる!
2009~2011年 9~12月の東京における日ごとの最低気温を
月曜から日曜日を単位とする一週間を平均したもの(最低気温の週平均)と、
同じ期間の女性用コートの販売数の時系列図です。
最低気温が15℃を下回ると販売数が伸びており、
さらに10℃を下回るとその年の販売数のピークになっているのがわかります。
他の年に比べて急に気温が15℃を下回った2010年は
販売数が伸びるタイミングが早くなっているのが見受けられます。(赤の破線部分)
過去の最低気温の週平均がないため、今回は時期での比較になりますが
最低気温が15℃を下回ったのは10月下旬、10℃を下回ったのは11月下旬
コートの販売数が伸びるタイミング、ピークはこのあたりだったのではないでしょうか。
今回月~日曜日を単位とした一週間ごとのデータを使用しています。
平日と売上の多い土・日曜日の影響を小さくするためです。
また、多くのアパレル企業で月~日曜日を基準に売り上げなどを集計していることも理由となっているため、データは週単位で使用することをおすすめします。
さっそく応用してみよう
先程の結果を応用するには、まず販売計画を立てる際
平年値や過去の統計値を利用するかと思います。
そこで2週間から1か月先の予報を利用し、
平年よりも寒いのであれば、冬物の発注を早めたり、
寒波の到来に合わせて冬物の売り場の面積を増やしたりと
準備期間を確保することができます。
この先3月まで、北日本を除いて
西日本を中心に暖冬の予報がでているぽ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は気温とアパレルの関係について簡単に解説しましたが、
もちろん気温だけが理由ではなく、そのときの流行やクリスマスなどのイベントに
大きく影響されることもあるかと思います。
日ごろからデータの分析を行なっておくのが大事だぽ!
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