楽天市場の新たな広告、楽天プロモーションプラットフォーム、略してRPP広告が2018年4月1日から正式にスタートしました。
新しい広告なので費用対効果など情報がなく、なんとなく利用しはじめてしまったというショップさんも少なくないのではないでしょうか。
楽天プロモーションプラットフォームとは?
楽天市場の検索結果上部に表示される広告で、2018年7月31日に終了予定のCPC広告に代わって登場した新しい広告です。
どちらもクリック課金型の広告ですが、いくつかの違いがあります。
CPC広告 | RPP広告 | |
クリック単価 | PC:50円~ モバイル:40円~ |
25円~ |
掲載商品 | 登録した商品のみ | 全商品 ※除外商品設定可能、一部掲載対象外 |
キーワード登録 | できる | できない |
RPP広告は、広告掲載商品もキーワードも指定することができないんです。
CPC広告をお使いだったショップさんは驚かれたのではないでしょうか。
広告の成果確認
RPP広告の成果は、RMS内の「パフォーマンスレポート」から確認することができ、指定した期間のクリック数、経由売上件数、経由売上金額などを月別、日別で確認することができます。
ただ、肝心のRPP広告経由で入った注文がどれなのかまでは確認することができません。
そのため、広告掲載商品のクリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)に問題があったとしても、どこを改善していけば良いのか、課題点が見つけられないという事態に陥ってしまいます。
ですが、次に紹介するちょっとした小ワザを使うことで、商品個別の成果を確認することができます。
個別商品の広告成果を確認する小ワザ
従来のCPC広告では、広告掲載する商品を指定する形でしたが、RPP広告についてはこれができません。
ですが、その代わりに「除外商品」の設定ができるようになっています。この設定を使うことで個別商品の成果を確認します。
- 全商品を「除外商品」登録する
- RPP広告に掲載したい商品を1つ選び「除外商品」から削除する
これで「除外商品」から削除された商品が「RPP広告対象商品」となります。
対象商品が1商品だけにすることで、特定の商品のクリック率(CTR)とコンバージョン率(CVR)が確認できるようになります。
これができると、改善のヒントを掴めるようにもなるはずです。
これはショップ内の取扱い商品数が50,000点以下の店舗様だけが使える方法ですので、ご注意ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
毎日1商品ずつの検証にはなりますが、ちょっとした工夫でRPP広告の個別成果確認ができるようになりました。
今回は個別での成果確認の方法でしたが、サイズ違いや色違いなど、広告対象商品を複数登録したい場合も多いはずです。その際は「R-Datatoolアクセス分析」の「商品ページランキング」から「ページ転換率」であれば確認ができます。参考にしてみてください。
- RPP広告を利用しているが効果検証ができていない
- 毎日1商品づつ検証するのが面倒で手を付けられない
- なかなか広告運用に割く時間がとれない
上記のポイントにひとつでも当てはまる店舗様は、当社でお手伝いすることも可能です。
お気軽にご相談ください。
※この記事は2018年5月18日時点での楽天プロモーションプラットフォーム(RPP広告)についての記事となります。記載内容が最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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