前回のブログ記事で軽く触れた「バンドワゴン効果」について、皆さん覚えてますでしょうか?
え、覚えていない?大丈夫です!そんな皆さんの為に今回はそのバンドワゴン効果について詳しく解説してみたいと思います。
(覚えてない方は下記の記事をどうぞ!)
バンドワゴン効果って何だろう?
バンドワゴン効果の説明をネット上で検索してみると…
バンドワゴン効果(ばんどわごんこうか 英: bandwagon effect)とは
多数がある選択肢を選択している現象が、その選択肢を選択する者を更に増大させる効果。「バンドワゴン」とは行列先頭に居る楽隊車であり「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味である。
出典:Wikipedia
うーーん、これだと理解するのが難しいですね。もう少しわかりやすくなるように例を挙げてみましょう。
初めて来た場所で用事を済ませるともうお昼。そろそろお腹も空いてきました。
何を食べようか考えながら歩いていると道の先にラーメン屋「ジーケー家」が現れました。空腹の私にお店に入るように訴えかけるようないい香りも漂っています。
お店の中を覗き込んでみるとお客さんは3人ほど。メニューも私の好きな醬油の香りが効いた昔ながらの中華そばです。他に美味しいお店を知っている訳でもないのでここにしようかと考えていたら、向かいに行列ができているラーメン屋「ポスト亭」がありました。
こちらも覗いてみると、店の中にも順番待ちの人だかりが!こちらも中華そば。どちらにしようか悩ましいですが、ポスト亭に大勢のお客さんが並んでいるのを見ると味に間違いはなさそう。何より活気があってそれも食欲をそそります。
結局私はポスト亭で美味しい中華そばを堪能しましたとさ。
いかがでしたか。語りがくさくて頭に入らない?
我慢してください(笑)
本題に戻って…
「他の人が良いと言ってるものは自分にとっても良いものであると錯覚する心理」
これがバンドワゴン効果。アメリカの経済学者が1950年代に発表した論文の中で初めて提示された心理効果です。
今ではマーケティング手法のひとつとして色々な場面で活用されています。
バンドワゴン効果=群衆心理における同調現象
上の標題にはもっともらしい言い回しを選びました。
いったいこれはどういう事でしょうか。
これは、個人の判断よりも集団の決定に流されやすい状況で現れやすいと言えます。
例えば、友達の誕生日プレゼントのような自分自身はあまり興味を持っていない物を選ぶときや、逆に今日の夕飯の食材を選ぶような何を買おうか具体的に決まっていない場合など、自分自身の決定が揺らぎやすいときに効果を発揮します。
そういった行動の決定を他人に委ねる事が他の人にも伝播する事で、大勢の人の気持ちが傾き(群衆心理)同じ行動を取る(同調現象)ようになるのです。
それが、先の例に挙げたラーメン屋を選ぶ際の心理状態であり、ECショップでも実際に起きている現象です。
このように一見難しそうな言葉で表現されるマーケティング用語ですが、身近な例や体験に置き換える事で理解しやすく、また自身のお店に取り入れやすくなると思います。
そしてそれを手軽に取り入れられるのが、Libraryの素晴らしいところ!
次回からはLibraryのツールを紹介しつつ、ツールによって取り入れられる心理効果やその説明もご紹介できればと思います。
それではまた次回!
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