Yahoo!ショッピング出店者のみなさん「PRオプション」使ってますか?
PRオプションは、Yahoo!ショッピングに出店する約55万店舗の中の
ほんの一部の店舗だけしか利用できない広告です。
これを利用することで検索結果でも上位に表示されやすくなるなど
利用店舗にとってはメリットが大きいのでぜひ利用したいところです。
ただ、自由に料率を設定できるというPRオプションの特性上、
どうしても運用方法に苦手意識を持たれる方も多いと思います。
そこで今回は、PRオプションを実際に使っている店舗様向けに、
検索順位を下げずにPRオプション料を節約する小ワザを
ご紹介していきたいと思います。
PRオプションのおすすめ料率を活用しましょう
PRオプションを利用していると、ストアクリエイターProの最上段に
検索結果1ページ目に表示するチャンス!!というお知らせが出ることがあります。
メッセージの続きで、PRオプションのおすすめ料率が確認できます。
料率を上げるとYahoo!ショッピングの検索結果や
カテゴリページのおすすめ順の1ページ目に、より表示されやすくなります。
「1ページ目に表示されます!」と、あえて明言していないのは
競合店舗も料率を上げる可能性があるという理由からです。
Yahoo!ショッピングは「料率を上げた方が良い!」とはおすすめしてきますが、
「料率を下げた方が良い!」とはおすすめしてきませんので、
料率を上げた場合は、繁忙期が終わったら料率を下げるように注意しましょう。
利益計算をして請求金額の違いを検証しましょう
PRオプションやポイント付与にいったいいくら払っているのか、
自社サイトや他モールと比べて儲かっているのか、を確認することも重要です。
月額費用シミュレーションツールを使って、
PRオプション料率の違いで月額費用にどれほどの差が生じるかを確認してみましょう。
月商(税込)1,000万の場合で試算しています。
PRオプション料率:30%
【月額請求金額】3,847,000円(税込)
PRオプション料率:12%
【月額請求金額】1,903,000円(税込)
その差はなんと194万4000円!!!
売れ筋商品に個別で料率設定をしましょう
PRオプションの全体料率設定を行うと、
「+2%以上の料率の効果が上乗せされる」という特典があります。
その他の料率でも受けられる特典が段階的に決まっていますが、
低い料率では受けられる特典も少なくなるため、特典が少なくなるのを恐れて、
料率を下げるのを躊躇しませんか?
費用を抑えるという観点では、全体料率は1%に下げ、
売れ筋商品に対して個別で料率設定をした方が良い場合があります。
期間 | 2018年9月3日~9月9日 |
---|---|
ジャンル | レディースバッグ |
参考料率 | 7.6% |
月商 | 1,000万(税込) |
上記の共通条件で、料率を変えて検証してみましょう。
【PRオプション料率】12%
【月額請求金額】1,903,000円(税込)
参考料率を上回る12%に設定すると、
当然おすすめ順での検索結果1ページ目に表示されますが、
広告費を無駄に払いすぎている印象があります。
それに対して参考料率をもとに料率設定した場合は
【PRオプション料率】9.6%(参考料率7.6%+特典分2%)
【月額請求金額】1,643,800円(税込)
参考料率よりも少し多めに料率を設定することで、
より少ない費用で検索結果1ページ目掲載を狙うことができます。
全体料率を0%にしてしまうと、PRオプション継続利用による特典と
「会員向け価格」機能や顧客分析ツールが使えなくなりますので、
全体料率は1%はかけておいた方が良いでしょう。
参考料率は、ストアクリエイターProの中段に掲載されている
カテゴリ別平均料率にて確認ができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
PRオプションは全体料率が最大15%から最大30%に変更になるなど、
料率設定の上限はじわじわと上がっています。
広告費削減や戦術見直しのヒントになれば幸いです。
【おまけ記事】入口商品からイチオシ商品購入に結びつける戦略
- 試供品や初回1回限りの入口商品を作る。
- その商品に料率30%でPRオプションをかける。
- 検索結果の上位に表示され、訪問者が来る。
- ページ内でより条件の良いイチオシ商品があることをアピール
- イチオシ商品を購入してもらう。
入り口商品にのみ高い料率を設定することで、
本当にショップとして売りたい商品へリーチさせることができる有益な戦略です。
戦術の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
ネットショップ運営でお困りのことはありませんか?
お気軽にご相談ください。